
先日、六本木でテキスタイルメーカーの合同展示会が開催されました。
会場の一角には『新鋭アーティストとのコラボレーション』なる展示が。
新鋭アーティストに、『吉﨑結一・慶はる香』という名がありました。
吉﨑結一さんは、2004年にバンタンデザイン研究所を卒業。
次世代のアートを提案し、精力的に活動中の若きクリエイターです。
バンタン在学中、卒業後も、数々のファッションコンテストに入賞。
ちなみに昨年、2005年度は
■新人国際コンクールにて、日本代表としてパリ大会へ出場
■装苑賞にて、津森千里装苑賞候補作品に選出
本年、2006年度は
■新人ファッションデザイナー大賞 入選
■ナゴヤファッションコンテスト 入選
と、ざっと並べても、近年も華々しい受賞実績を更新中です♡

展示は、「絵をサワレ!!」とタイトルづけられていました。
メーカーの素材を使用した数点の作品を、白い額がぐるりと取り囲んでいます。

額には、絵や写真は入っていません。額縁だけ。
見る側によって自由に切り取られるフレームの中を手が抜けて、
まさに絵に触っているような感覚を覚えます。絵の世界の3次元化。
額から見えるテキスタイルは、ただ眺めるのとは違った見え方をします。


作品自体はというと、これもまた一味きいている感じ。
イスやランプシェードが服を着ているんです。
吉﨑さん曰く
「イスが服着たっていいでしょ?
今の世の中、犬だって服着て散歩してる。僕、あれ許せないんですけど
だったら、イスやランプにだって服着せちゃえばいいかなと思って。」
これを聞いてちょっと意外な感じがしました。
これほどイレギュラーな作品を創る吉﨑さんは、現実的な価値観の持ち主?
誰にも予想のつかないモノを創る人ってみんな、頭の中がユートピアなんだと
そう思っていたけど、彼は違うみたいです。
イレギュラーをイレギュラーだと解かって発信してる。
こういう価値観は、吉﨑さんの企画力をもってすればすごい強みなのかも。
吉﨑さんは、現在『GANGLION』というクリエイションユニットを結成し、
あらゆる分野の枠をこえたアートを提案、発信しています。
『GANGLION』とは、エネルギーの元・源の意(他に腫瘍って意も)。
彼自身はファッションデザイナーとしての実績があるけれど、
『GANGLION』では、特にファッションで表現することにはこだわらず、
モノや空間を、イレギュラーかつアーティスティックにデザインしています。
ファッション以外の作品が、展示会場にもさりげなく置いてありました。
このドット柄のバナナや
額縁のデザインも。
『GANGLION』としての、これからの展望を伺いました。
「まずはGANGLIONを、ブランド、事務所としてちゃんと確立したいですね。
2005年末に立ち上げてから、基盤も作らないうちに仕事の依頼がきて
あわただしくしているうちに今に至っているので。
スタッフやいろんなクリエイターの方とイイ形でイイ仕事をしていきたいです。」
これからも『GANGLION』の活動に目が離せません♡
[関連・参考サイト]
OB/OG紹介 http://vantan.com/obog_h/index.html


