
今回はスペシャルゲストによる特別講義のリポートをお届けします。
講師は、デザイン会社バタフライ・ストローク・株式會社の代表取締役社長、青木克憲さん!
デザインからディレクションまでをもこなす青木さんがこれまで制作された
広告・テレビCM・キャラクター・PV・ロゴ・etcは、記憶に新しいものも数多し。
例えば「ジャイアンツエンブレム」・「コカ・コーラ2005サマーキャンペーン」
・「HONDA HR-V」・「KIRIN ラガービール」・「サントリー カクテルバー」・・・。
※まだまだ他にも、バタフライ・ストローク・株式會社の公式WEBサイトに掲載されているので見てみて!
講義では、バンタンのグラフィック/イラストレーション専攻の在校生に向けて、
ご自身の現在に至るまでの経緯や「デザインとは」「広告とは」などをテーマに
過去の制作作品を鑑賞しながら、たっぷり2時間ほどもお話しいただきました。
「グラフィックデザイナーになりたい、と考えてもいなかった学生の頃から
洋雑誌から気に入ったロゴやマークをスクラップして、
それらを使ってコラージュ作品などを作ったりしていました。
友達同士でグループ展をやったり、その展示のDMを作ったりするのも好きでした。
好きなことは、見よう見まねでもとにかくやってみるのがいいと思います。」
学生時代にグラフィックデザイナーの仲條正義さんの事務所でアルバイトする機会にも恵まれ、
その頃からグラフィックデザイン業界で花形と言われていた広告業界に憧れるようになったそう。
「学校を卒業して(広告制作プロダクションの)サン・アドに入社しました。
広告は、何を伝えるか、どんな価値観を持たせるか、を第一に考えるべきだけれど
デザインを任された当初は表面的な技術のことばかりを気にしていました。
まだ自分なりの伝え方、というものが自分の中に確立していなかった頃です。」
そんなときに、“自分なりのやり方”をつかむきっかけとなったのが
『トリプレックスライト』というフォントにこだわってデザインし続けたことだそう。
日本のファッションブランド「hiromichi nakano」のロゴなんかがそう、と言えばわかりやすい?
『トリプレックスライト』をアレンジしたかわいいロゴです。
「自分が興味をもったものをひとつ定めて作り込んだのが良かったのだと思います。
デザインに自分の色を出せるようになってからはどんどんおもしろくなりました。」
こちらは青木さんが手がけた「KIRIN ラガービール」のロゴマーク。
「広告デザインとは
① わかりにくいことをわかりやすくして
② わかりやすくしたことを深く考えて
③ 深く考えたことを明るく表現して
④ 明るく表現したものを真面目に伝える ということ。」
と、デザインとはどういうことかをわかりやすく言葉でまとめてくださいました。
「最近はまとまっているより少し破綻しているくらいのほうが好み」だという青木さん。
今後、どんなものを作って私たちを楽しませてくれるのか、ますます目が離せません!
講演の後には、学生の作品に、個別にアドバイスをいただきました。
学生ひとりひとりと、とても丁寧に会話をしながら、批評をいただきました。
最後に、サチコがなるほど!と思った“青木克憲式デザイン脳の鍛え方”をご紹介。
★自分の好きなものと嫌いなものをはっきりさせることが大切。
自分の好きなものってなんだろう、と悩んでしまったときには
幼い頃に何に夢中になっていたかな、と考えてみるとよい。
★日常、目にするもの(広告やロゴや、その他のいろんなもの)について
「自分なら、これはこう表現してこう作るな」と考えてみること。
【関連・参考サイト】
◆講師紹介 http://vantan.com/professor_h/
◆PHOTO&GRAPHIC LAB. http://vantan.com/courses_h/pg_top.html
【この記事のURL】
http://vantan.jugem.jp/?eid=212 ※リンクフリーです


