前回もこのブログでご紹介したイタリアを代表するアーティスト
ブルーノ・ムナーリさんを皆さん覚えていますか?
ムナーリさんは、プロダクトやグラフィックデザイン、絵本、彫刻や建築、
美術教育に詩など、色んな分野において活躍された方。
彼は常に子供たちが持っているような
純粋で驚きや発見に満ちた感覚を終生持ち続け、
日常から詩を生み出す天才だったそう。
芸術はすべての人のものだと考えて、特に子供達には、
遊びを通して発見することの喜びを伝え、
個々の創造性を高めることに情熱を注いでたという、
ムナーリさんのアプローチを、今回ワークショップで体験(^^)
参加したのはファッションデザイン、スタイリスト、
インテリア、ヘアメイクの各専攻約20名!
このワークショップは「創造」をする上で大切な
「発見」をするプロセスを体感しようというのが目的。
その体験を通して、新しい視点に気がつき、
その感覚を養っていくことで
これまでとは違う発想が生まれ、デザイン力をアップ
することに繋がっていくんだそう!!
今回のこのワークショップを行なってくれるのが
ムナーリの愛弟子であり、公認ムナーリ・メソッドの指導者である
ピアさんとミケーラさん♡
お2人とも数十年に渡り、このムナーリ・メソッドを
指導され続けている、ベテランさん(^^)

ワークショップのテーマは、いつも何気なく目にしている「顔」。
様々な色の色紙と様々な種類のペンを使い、
「顔」を描いていきます。
「好きな色で、好きなように描いていいわよ。
ただ、目と口の数や位置は変えないでね」
と講師のお2人。
最初は戸惑った感じだった在校生も、
一つ描き終わると、次からはなんだか楽しそう(^^)
色紙の色やペンの色を変える人や、
ペンの色は変えずに色紙だけ変える人など、
造り方もやっぱり個性があるみたい。
一口に「顔」と言ってもカタチはたくさん!
考えるよりも、手を動かしながらやっていると、
いつも見かける顔のステレオタイプから脱出するような、
色んな発想が☆
そんな在校生の手元を一生懸命カメラで撮っている講師のお2人。。
なんでそんなことしてるのかを聞いてみると、
「私たちは何をすればいいのかを教えているのではなくて、
どうすればいいのかを伝えただけ。
そうすると、彼らは自分で何をすればいいのか選べるのよ。
あんまり考えすぎてしまうとダメで、
とにかく好きなように線や点を書いて手を動かすの。
すると、何をするのかが分かった瞬間、
手がとてもスムーズに動くようになるわ。
そして、そうやって出来た顔は一つとして同じモノはないの。
だから、いつもこのワークショップに参加した
生徒さんの手元と作品を記録していくのよ」
とミケーラ。

30分ほどで作成した顔は全部で30コ以上☆
最後に一列に並べて壁に貼っていくと、本当に全部顔が違う!!
なんか、仮面舞踏会の仮面がずらっとならんでるみたいで
結構おもしろい(笑)
「20年このワークショップを色んなところでやってきたけど、
一回も同じ顔を見たコトはありません。
考えるより先に動くことを大切に考えて、
描いていくうちにイメージが出来てくるこの体験を忘れず、
これからも続けてみてください。
きっと今までにないイメージがでてくるはずよ」
と講師お2人の最後のコメント♡
日本人って、自分の経験とか知識とかを積み重ねて物事を
造りだす傾向が強いらしいです。
逆にイタリア人は自由に考えたところから、
物事を落とし込んでいく人が多いそう。
クリエイティブになるって簡単なことじゃないけど、
ちょっと視点を変えると、日常の景色から色んな世界が見えるんですね。。
今回のワークショップでちょっとはムナーリさんの芸術的感覚に近づけたかな?
みんな今日の経験を生かしてがんばりましょ~!!
【関連・参考サイト】
◆Shiodomeitaliaクリエイティブ・センター
http://www.shiodomeitalia.com/
◆MUNLAB ブルーノ・ムナーリ常設センター
http://www.munlab.it
【この記事のURL】
http://vantan.jugem.jp/?eid=293 ※リンクフリーです


